孤独死をした部屋の清掃や不用品回収

孤独死の遺品整理

①警察・住宅管理会社への通報  

孤独死に限らず、人が死亡した場合には、警察や住宅管理会社への通報が当然です。孤独死の場合は、ほとんどが数日~数ヵ月は放置されたままですから、異臭や汚れ、虫の発生がひどく、それで第三者がおかしいと思い、警察や住宅管理会社へ通報することが多いといいます。

死亡しているかがわからないとしても、不審に思うことがあるなら、とりあえずは部屋の中の様子を見てもらうことが必要になります。住宅管理会社への通報が最初なら、そこから警察へ連絡をすることもあります。

警察は、強盗・殺人などの事件性があるかないかを調べなければならず、必然的に現場の聞き取りで発見者や住宅管理会社、大家さん、身内が呼ばれることになるでしょう。

②ゴミ屋敷の清掃・不用品回収  

孤独死をしたその部屋がゴミ屋敷なら、すぐにでも清掃や不用品回収はしなければなりません。ゴミ屋敷にした本人が亡くなった今、ゴミ屋敷の清掃・不用品回収を依頼するのは、身内や住宅管理会社、大家さんなどの第三者です。

通常のゴミ屋敷と違い、孤独死では遺体が放置されていたわけですから、通常の清掃や不用品回収だけでなく、特殊清掃と呼ばれる、まさに特別なことが必要になります。異臭を取り除き、体液や血液、害虫などを駆除することは、一般清掃では対処できないものです。

何れにしても、このレベルでは、第三者がゴミ屋敷の清掃・不用品回収をすることは不可能でしょう。そこで、業者に依頼することが全体を通して一番おすすめです。

③遺品整理  

通常の遺品整理でさえ、たとえ身内であっても気持ちの整理や片づけの労力を考えると腰が重くなるもの。まして、孤独死の後となれば、身内でない場合が多く、気持ちや金額面で相当な負担になることでしょう。そうはいっても、そのままにはできず、賃貸物件などとなれば、一刻も早い対処が臨まれます。

そこで頼りたいのが遺品整理の専門業者です。孤独死の遺品整理が通常の遺品整理と何が違うのかといえば、人との交流がなかった分、仕分けの手掛かりが何もなく、手探り状態で進めていかなければならないことにあります。まず、素人では困難を極めます。

だいたい、業者に依頼することになるのは住宅管理会社、大家さんなどの第三者になるでしょう。